8:15に起きて、会社に電話する。
Kさんが出た。
顔面神経麻痺というのになってしまって、金曜日に近所の内科へ行ったけどなんだか怪しい診察で、今日別の病院へ行きたいので休ませてほしい、と言うと、大丈夫ですかぁ?!ととても驚いている。
「とにかく、会社のことは気にしないで、ちゃんとしたところで診てもらってください。」
と優しい言葉をかけてもらう。
ありがとうーKさん~。
もうSクリニックへ行くつもりはない。
あんなダメダメ君に何度診てもらっても同じだ。
メチコバールを飲んで様子を見て、って言ってたけど、考えたらいつまで様子を見ればいいのかさえ言ってなかった。
7日分処方されたから、一週間様子を見ろってこと?
そんなに待ってられマセン!
どんどん悪くなるし、脳に問題があるとしたら取り返しがつかなくなるかもしれいじゃないの。
それより何より、あのダメダメ君にまた会って、話をしなくちゃならないなんて、考えただけでうんざり。
わりと近くにある国立病院機構東京医療センターへ行くつもりだった。
でもなんだか体がダルくて動く気がしない。
気分が重いせいかな。
結局、家を出たのは11:00すぎだった。
国立病院は歩いて20分くらいのところにある。
歩けない距離ではないけど、結構遠い。
昨年母が入院したので行ったことはあるが、自分を診てもらいにいくのは初めてだ。
母の入院の時に、何度か私が会計をしたことがあるので、会計の横に初診受付というのがあるのは知っていた。
入り口を入って、1階の初診受付へ向かう。
『本日の初診受付は終了しました。』
受付の台に看板が。
え...?シュウリョウシマシタ??
終了しました、って、まだお昼前ですけど?
随分早いんだなぁ。
午後の診察は何時からだろう?
近くの『医療相談窓口』というカウンターにスタッフがいるのが見えたので、聞いてみることにした。
看板に書いてあった”本日の”という文字が少し気になったが、まさかね、と思いつつ。
医療相談窓口の人に午後の診察は何時からですか?と聞くと、初診の受付は11:00までで、午後はやっていないと言う。
がーーーーーん!!!!!
うっそぉ!!
ってコトは、今日はもう診てもらえないってこと?
会社休んだのに、どうしよう。
明日も休まなきゃならないの?
しかも病院行くって休んだのに、会社になんて言えばいいんだ?
ビミョーにパニックで、どうしたらいいか分からずに1階のロビーをしばらくウロウロする。
その間に更にショッキングな張り紙を見てしまった。
『初診に関する特定療養費について』
以下、国立病院機構東京医療センターのサイトより引用。
初診に関する特定療養費とは
国が進めている病院と診療所の機能分担の推進を図るための制度で、他の病院又は診療所からの紹介状なしに、200床以上の病院において初診で受診した場合、初診料の他に各病院が定めた金額をお支払い頂くというものです。
初診時に『紹介状』があれば特定療養費のご負担はありません。また、救急車でご来院の方や国の公費負担医療制度等の対象者についても同様に必要ありません。
こんな暑いのに、はるばるやってきた病人を追い返すなんて、紹介状がないとお金を取るなんて、大病院て冷たいワ冷たいワ。
泣きたい気分で家に向かって歩き出す。
分かってる、もっと早く家を出なかった自分が悪いし、どう見たって一刻を争うような病人は見えないし、この暑さの中、長距離歩くのが危険だと思うならバスでもタクシーでも乗ればいい。
大体にして、私が歩いて病院へきたことなど、国立病院の人に分かるわけない。
分かってるけど、そうでも思わないとやってられない。
暑いし、家遠いし、ダルいし、頭痛いし、顔不細工だし。
もう最悪だ。
大病院で受診するのに、こんなに色々制約があるなんて知らなかった...
なんで診察時間くらい確認して行かなかったんだろう。
なんの為のインターネットだろう。
仮にもウェブ制作でご飯を食べている身としては、恥ずかしすぎ。
はぁ...ダメダメ君なんかより、私のほうがよっぽどダメダメだ。
ガッツリ落ち込んで帰宅。
でも、どうしよう。
Sクリニックへもう一度行って、紹介状を書いてもらうか。
紹介状っていくらなんだろう。
特定療養費の3,150円より高かったら、明日直接、国立病院へいったほうがお得だし。
ダメダメ君にも会わないですむし。
午後一でSクリニックへ行って、紹介状をかいてもらって、ダメダメ君に頭下げて(くそぅ)、なんとか今日中に国立病院で診てもらえるように頼んでもらおうか。
ダメだろうな、きっと無理だろうな、今日中は。
死にそうなワケでもないし。
とにかくSクリニックの午後の診療時間を確認する。
15:30からだ。
少し悩んで、結局Sクリニックへ行くことにする。
早めに行ってみよう。
15:15頃、Sクリニックへ。
受付で診察券を出すと、何科ですか?と聞かれて内科をお願いします、と答える。
待合室では、すでに2人待っていた。
しばらくして受付の人に呼ばれる。
「みなこさん、今日18:15にマッサージ予約されてますけど?」
「はい。」
「もう一度来られるんですか?」
ええ、そのつもりですけど、なにか?
分かってますよ、自分でも要領悪いことやってるってことくらい、分かってますよぅ。
またしばらく待って、やっと診察室から呼ばる。
はあ..またアノお方と話をしなくちゃいけないのね...
入るなり、
「ぜんぜん良くならないので、紹介状を書いていただけますか。」
と言うと、私の顔を見て、
「あー、そのようですねぇ。ちゃんと診てもらったほうがいいですね。書きましょうか。」
そうだよそのとおりだよ、ちゃんと見てもらわないと、”ちゃんと”ね!
つーか、キミじゃ”ちゃんと”じゃないって、自分で分かってるんかぃ!
「いつ行きますか?」
「なんとか今日お願いできないでしょうか。」
「今日?それは無理ですよー。(即答)」
「そこをなんとか、今日会社を休んでいるので、また明日も休むのは厳しいんです。」
「(失笑している)いや~、会社が、とか言われてもねぇ。向こうも仕事だからね。中耳炎で出血が止まらないとか、中耳炎で激痛がするとか、(ナントカカントカ..とさらに続く)、そういう緊急ならまだ仕方がないけど、会社がどーとか、緊急でもないのに今日中なんて無理だよ?」
ぬぁにをぉーーーーー!!!!!
あったまキタ!マジあったまキタっ!!!
アンタなんかに言われなくてもね、医者だって仕事だってことくらい、私のが緊急じゃないってことくらい、分かってるんだっつーの!!!
分かってて頼んでるのよ!
それを、それを~~~!!プルプル
アナタだって医者でしょ?仕事でしょ?
なら仕事を、急に、休むのがどれだけ大変なことか、分かるでしょ?
それをくだらない、みたいな言い方して、しかもご丁寧にも、私の症状がいかに緊急じゃないかツラツラと並べたてるって!!!
なんなのそれ?
アナタの言ったことは正しいですよ。
私のお願いのほうが非常識ですよ。
でも!!
その思いやりのない言い方はなんなんですか、って言ってるんですよ!!!!
それでも医者か!
しかもここで突然タメ口ってのはどーゆーコトですか?
カンペキ馬鹿にされてるーーー!
患者をなめるなニャロォ。
病人なので自己中留まるところを知りません。(ヲイ)
もう、怒りで言葉を発することができない。
「明日でいいですか?今紹介状を書きますのでちょっと待っててください。」
その場で、という意味だったかもしれないけど、とっとと診察室を出てきてしまった。
一秒でも早く、この目の前にいる人を視界から消し去りたかった。
ドアを閉める前に、ありがとうございました、とだけ言う。
こんな時なのに、小心者な自分に余計凹む。
すぐに診察室のドアがあいて、ダメダメ君が顔を出す。
私を見て、「あ..はい、ちょっと待っててくださいね。」と言ってドアが閉まった。
やっぱりその場で待って、ということだったんでしょか。
私がどこに行ったか確認しにきたっぽかった。
待っている間にふと素朴な疑問。
緊急の場合の例を並べ立ててる時、なんで耳のことばっかり言ったんだろ、あの人。
すこし待つと、受付の人が紹介状を持ってきてくれた。
その宛名を見て、さっきの素朴な疑問は解決。
『国立病院機構東京医療センター 耳鼻咽喉科 ○○医師』
あ、耳鼻咽喉科ね、だから耳のことばかり言うのね。
....てか、耳鼻咽喉科ぁ~?
うっそぉ?!
ホントに大丈夫なんだろか、この医者。
もう、不安でたまらないんですけど。
一度帰ってきて、今度はうさぎ達を病院へ連れて行く。
がーすけは一週間前の手術の抜糸。
しろは、手術を受けさせる決心をして、他に転移がないかどうか手術前のレントゲン検査。
2人一度に連れて行くのは大変なので、Kヲルに仕事を抜けて付き合ってもらう。
しろは、レントゲンの結果では転移は認められなかったので、このまま入院して、明日手術することになる。
帰ってきて、会社に電話する。
気が重い。
隣の部署の課長が出て、すぐに私の上司に変わってくれた。
隣の課長も心配してくれてるみたいだった。
てゆうか、もうそこまで広がっているのね(笑)
いいんだけどね。
今日国立病院へ行けなかった事はなんとなーく誤魔化して、明日も病院へ行くので休ませてください、と言う。
ついでに、しばらく休むことになるかもしれない、とも言っておく。
上司も心配してくれてたみたいで、大病院にかかっているなら心配ないと思うけど、と言って会社の電話健康相談などの番号を教えてくれる。
たぶん電話することはないだろうけど、有難く聞いておく。
明日また電話します、と言って電話を切った。
6:15、予約していたマッサージのため、再びSクリニックへ。
いつもは肩や背中をマッサージしてもらっているのだが、今日は顔面神経麻痺を考慮して、そっちの対策(?)をしてくれる。
麻痺している顔の右側と、右の首筋中心。
「うん、やっぱり少し浮腫んでいますね。」
普段は顔が動いているので、意識しなくても自動的にリンパ液などが流れるけど、麻痺していると運動がなくなるので、リンパ液が流れなくなって浮腫んだりするらしい。
なので、それを流すようなマッサージをしてくれる。
なるほど。
やってもらったら顔の右側が少しすっきりした。
って事は、気付かなかったけど、浮腫んでいたんだ。
自分でもできるように、どこをどういう方向でマッサージするのかを教えてくれた。
この方向が重要らしい。
リンパ液が流れている方向にそってやらないといけない。
ガングリオンのことも気にしてくれていたみたいで、経過を聞いてくれる。
他の病院には行ってない、でも痛い、と言うと、じゃあ取りましょうか、このくらいの大きさなら整形外科でなくてもここで取れますから、といって皮膚科を手配してくれる。
いい人だ、この先生は。
でも『この病院でもできる』って、皮膚科だったのね。
どおりで内科のダメダメ君が、専門外と繰り返すワケだ。
でもダメダメ君に思いやりがないって事実に変わりはない。
夜、Kヲルに今日のダメダメ君物語を話す。
私の興奮っぷりと自己中っぷりにやや呆れつつも、ダメダメ君のダメダメさ加減には大体同意してくれる。
その反応をみて安心する。
安心している自分を、つくづく小心者だと思う。
自分に自信がないことの現われ。
紹介状が耳鼻咽喉科宛になっていることを言うと、
「あ、顔面神経麻痺は耳鼻咽喉科らしいよ、それは合ってるね。」
らら?そなの?
素直に納得。
医師よりも、素人のKヲルの言うことのほうが信頼できるという怪奇現象。
Kヲルがそう言うのは、ネットで調べた上でのことだって分かってるからだけど。
「メール見た?」
「あ、ごめん見てない。なんか全然パソコンに向かう気しなくて。」
そういえば、週末からパソコンを立ち上げてさえいないコトを思い出す。
「メール送っておいたから、テキトーに見て。」
やっぱり、色々調べてくれたらしい。
顔面神経麻痺の、参考になりそうなサイト。
明日見よう...今日は早く寝なきゃ。
「まあ、起きるまで寝れ。」
いつも休みの日は目覚ましをかけないで、起きるまで寝ている。
おかげで、起きたら14:00とか15:00とかいうことがよくある。
前の日に「明日何時に起きる?」と聞かれて、いつも「起きたら~」と答える。
そして「出たよ、またかよ~。」と呆れられる。
それを、起きるまで寝てていいと言っている。
なんでだろと思いつつ、
「でも明日は、9:00に国立行かなきゃいけないから。」
と言うと、
「そーゆうのがよくないんだって。”何時に”どこに行かなきゃ”いけない”とか、そうゆうのがストレスになるんだって。まあ、病院じゃしょうがないけど。」
そっかー、そーなんだー、そーだよねぇ。
ちょっと目からウロコ。
えーーでもそしたら、しばらくぐーたらしてていいってこと??
いや~ん嬉すぃ~~~。
ぐーたら大好き~。
「でもそれ(ぐーたら)って、人としてどーなの?」
「だからそれがいけないんだよ、”人として”とか、そーゆうこと考えない!人としては金八だけ!(←金八マニア)」
ぷぷぷぷ
夜ご飯を食べて薬を飲む。
国立病院へ行くつもりだったので、朝は飲まなかった。
昼は..パニックのあまり忘れてた。
麻痺の状態は、昨日に引き続き、進んでいる感じする。
どんどん動かなくなる。
ご飯を食べるのが一番苦痛。
8月8日 費用
| 支払い先 |
内容 |
金額 |
| Sクリニック(内科) |
診療費(社保適用) 紹介状代含む |
1,250円 |
| Sクリニック(マッサージ+皮膚科) |
診療費(社保適用) ガングリオン含む |
560円 |
| 日計 |
1,810円 |
| 累計 |
2,980円 |
8月8日 飲んだ薬
| 名前 |
数量 |
| 夕食後 |
| メチコバール錠500µg |
1錠 |