顔面神経麻痺 6日目 国立病院東京医療センターへ
8:00起床。
Sクリニックで処方された薬は飲まない。
他の病院で診察を受ける時は、前の病院で処方された薬は飲まないほうがいいと聞いたことがあるので、それを実践している。
でも本当なのかな、うろ覚えだしよく分からない。
紹介状と保険証、Sクリニックで処方されたメチコバール、たぶんいらないだろうと思いつつ先月受けた健康診断の結果、それと待ち時間が長いだろうから本を持って行くことにする。
昨日Sクリニックから国立病院へ、9:00に予約を入れてもらっている。
8:30頃に家を出た。
10分前くらいに国立病院へ着き、1階の『初診受付(紹介状あり)』というカウンターへ紹介状と保険証を出す。
少し待って名前を呼ばれる。
作ってくれた診察券と保険証を受け取り、耳鼻咽喉科のある3階の受付へ行くようにと地図を渡される。
どうやら1階にあるのは全体の受付で、各階にもそれぞれ受付があるようだ。
大病院てフクザツ。
3階へあがって、受付で診察券を出すと、整理券のようなものを渡されて、耳鼻咽喉科の待合室で待つように言われる。
3階にも待合室がたくさんあって、吹き抜けで1階まで見下ろせる、3階全体の(?)待合室、それを取り囲むように数科共同の待合室が何部屋かある。
指定された、耳鼻咽喉科の含まれている待合室の中へ入ると、結構たくさん人が待っている。
空いているソファーに腰を下ろして、早速持ってきた本を開いた。
沖縄戦 民衆の眼でとらえる[戦争]という本。
15年くらい前に友達にもらって、ざーっと拾い読みした程度できちんと読んでいなかった本だ。
沖縄戦の実情が生々しく書かれている。
悲惨すぎて、読んでいると目に涙がいっぱいになってしまう。
失敗した、人前で読んじゃいけない本だったかも。
瞬きができなくて、乾いている右目にはちょうどいいかもしれないけど。(ヲイ)
30分くらい待って、ようやく診察室から呼ばれた。
予約していても、随分待つんだなー。
大きい病院だし、しょうがないか。
診察室へ入ってビックリ。
先生が.....若い!
しかも軽い(笑)
なんだか拍子抜けしてしまった。
20台後半か、いって30歳くらい、Sクリニックのダメダメ君よりも若い。
私の顔を一目見て、かる~いノリで、
「あー、そうだね、顔面神経麻痺だねー。」
いるいるいるいる、こーゆー人、友達にもいるよ~。
気のいいあんちゃん、という感じで、海の家とかで働いてそうなタイプ。
目つむって、イーっってやって、口笛吹いて、と一通り顔の動きを確認して、両耳の中を診る。
「うん、ヘルペスだね。ウィルス性の麻痺で、帯状疱疹のウィルスだと耳の後ろに発疹ができたりするけど、それもないみたいみたいだから、どんなウィルスかは調べてみないと分からないね。どっちにしろ、最近外から感染したってワケじゃなくて、もともと体の中にあったウィルスがちょっと活性化しちゃったんだね。完全麻痺じゃないし、○○麻痺(忘れた..)といって、全く動かないわけじゃなくて少しは動いてるし、まー治るか治らないかって言えば、治るよ、安心して。」
喋る喋る、テンポが早くてついて行くのに必死(笑)
「発症が...4日ね、どう?その時と比べて?」
圧倒されてモゴモゴと、酷くなってるような...と言うと、ニコぉーっと笑って、
「でしょー?そうなんだよねー、それ典型的なこの病気の進み方でね、発症した後にだんだん悪くなってくるんだよね。治療方法としては、ステロイドという薬を使うのがいいと思うよ。あ、ステロイドって言ってもそんな悪い薬じゃないから。副作用も強いって言われてるけど、ちゃんと使えばとても効果のある薬だからね、心配しないで。最初にドンと使って、その後は徐々に量を減らして体から抜いていくって感じにしようか。胃潰瘍とかない?」
ない、と答えると、
「じゃあ大丈夫。」
具体的にどんな副作用があるのか聞いてみた。
高血圧や糖尿病、胃潰瘍などに悪い影響があるとのこと。
胃潰瘍は聞かれたけど、高血圧と糖尿はなんで聞かないんだろ。
見た目で判断された?(笑)
恐る恐るどれくらいで治りますか、と聞いてみると、だいたい3週間くらいを目安にと言われた。
ふぃ~、3週間かぁ。
会社どーしよ。
参ったなぁ。
なぜ麻痺になったのか原因を聞いてみると、やはり疲れやストレスだという。
大抵の人はもともと体の中に持っていて、普段は悪さをしないウィルスが、疲れなどで体が弱っている時に活性化、それが顔面の運動神経の炎症を引き起こしている状態、とのこと。
帯状疱疹とまったく同じだ、ふーん、納得。
一応、ダメダメ君がしつこく冷房、冷房と言っていたことを話すと、
「冷房が原因なこともあるけど、みなこさんの場合は違うと思うよ。」
とアッサリ。
どーだ参ったか、ダメダメ!(根に持つタイプ。)
さらに、メチコバールで良くならなかったら後は入院しかない、とダメダメ君に言われたことも話すと、
「通院で大丈夫だよ。入院は..してもいいけど、みなこさんの場合は通院でも全然平気。」
聞いたか、ダメダメ!(カンペキに根に持っている。)
顔面神経といっても、筋肉を動かす運動神経と、痛みや触感を感じる三叉神経という感覚神経の2種類あって、そのうち運動神経が炎症を起こして麻痺するのが顔面神経麻痺。
三叉神経のほうが炎症を起こすと顔面神経痛。
と豆知識を教えてもらったりする。
そーなのよ、動かないけど手で触ったりすると感触がある。
神経が麻痺してるのに、なんで感触があるんだろと不思議に思っていたら、運動神経と感覚神経は全く別の神経なのね。
解決。
次回の診察は明後日の木曜日、あとウィルスを調べるために血液検査をすることになって、今日の診察は終わり。
診察室を出ると、看護師さんが検査室への地図と、検査室で出す紙と、会計票というのをくれた。
検査が終わったらそのまま1階の会計へ行って会計票を出して、会計のときに処方箋と次回の予約券というのが一緒に出る、と説明してくれる。
地図を見ながら2階の検査室へ。
歩いてる途中で思い出してしまった。
目が痛いって言うの忘れた~。
つうかあのM医師、ヒジョーにテキパキしててスピードについていけないアタシ。
でも不思議とイヤな感じはしない。
トロ子のあたしがついていけないだけで、聞いたことに対してはちゃんと答えが返ってくるし、人の神経逆撫でするような言い方しないし、若いけど、頼りなくはない。
検査室でさっき看護師さんに渡された紙を出して採血してもらう。
大抵左腕で採られることが多いんだけど、ここの人は両腕を見てから右腕を選んだ。
一本採って、大きな脱脂綿をこれまた大きなテープで止められ、血が止まるまでぎゅっと押さえててください、と言われる。
はい、と席を立って一瞬押さえる手を離してしまったら、どろーんと血が垂れてきた。
うぉ!
あせって垂れた分をティッシュで拭いたけど、大きな脱脂綿は真っ赤になってしまった。
半そでだし、すんごい目立つんですけど...
1階の会計受付へ会計票をだして、10分後くらいに会計窓口から呼ばれた。
2,800円。
初診なのに、意外と安くてほっとする。
薬は、この病院の向かいにも薬局があるけど(しかも2件も)、なんとなくいつもの薬局のほうがいいような気がしてそっちで出してもらうことにする。
ここからだと、家を通り過ぎてしまうから結構遠いけどね。
暑くてくじけそうになりつつ、30分くらいかかってなんとか薬局へたどり着く。
ここは、いつもSクリニックにかかった時に薬を出してもらっているS薬局。
処方箋を出して待つこと10分。
こんもりと山のように出てきた薬を見てビックリ。
値段を聞いて更にビックリ!
なんと8,600円!!
う゛ぇっ!
ゼ、ゼロがひとつ違いやしませんか...?
顔に出ていたのか、薬剤師さんが
「この薬が高いんですよ~。」
と教えてくれた(笑)
バルトレックスというウィルスを抑える薬らしい。
大きさもデカい、しかも1回2錠も飲むらしい。
軽く説明をしてもらう。
バルトレックス、ウィルスを抑える薬、1日6錠、7日分。
アデホスコーワ、血流を良くする薬、1日3包、7日分。
メチコバール(Sクリニックで処方されたのと同じ)、ビタミンB12、1日3錠、7日分。
プレドニゾロン(これがステロイド剤)、炎症やアレルギーを抑える薬、1日6錠、3日分。
12:00ころに家に帰ってぐったり。
なんかすごい疲れたワ~。
洗濯機を回してから、さっき買ってきたバナナを食べる。
食べるとアゴが痛いし味もしないので、食欲なんか全くないけど、薬を飲むためしょうがなく。
バナナなら食べやすいだろうと思って買ってきたのに、それでも結構辛い。
モゴモゴと、やたらと時間がかかってイヤになってくる。
やっと食べ終わって、1回分の薬をフィルムから出して全部並べてみる。
圧巻。
すっかりジャンキーだすなぁ。
バルトレックスが大きくて、更に2錠もあるので、飲むのも一苦労。
なんせ口の締まりが悪いので、ちょっと気を抜くと口に含んだ水が出てきてしまう。
ストローを買ってきたので、飲み物を飲むのは随分楽になった。
快適。
洗濯物を干したり、掃除機をかけたり、雑巾がけをしたり、普段やらないようなところを拭いてみたり...
病人なんだからのんびりしてればいいのに、せっかく休みなのに何だかもったいなくて、じっとしていられない。
だって私がやらなきゃ、誰もやってくれない。
なんか熱っぽい気がして、熱を測ってみる。
をりょ?
37度5分。
早速副作用?
でも副作用で発熱、とは言ってなかったような...。
やっぱりおとなしく横にでもなっているべきなんだろか。
もともと私は、微熱程度ならしょっちゅう出す。
この数字はその中でも高いほうなので気にはなるが、よくあるよくある、と放っておくことにする。(ヲイ)
16:00ころ、動物病院から電話がかかってきた。
今日は、しろの手術の日なのだ。
無事に終わったとのこと。
よかったよ~。
今日は点滴をするのでこのまま入院、明日11:00に迎えに行くことになる。
17:00前に、会社に電話を入れる。
上司は外出していたので、M上さんに状況を説明する。
治るのに3週間くらいかかること、原因は主に疲れであるということ、などなど。
相談した結果、とりあえず来週いっぱいは休んで、その後は様子をみて、ということになって電話をきった。
来週いっぱいだって!
思わぬところで2週間も夏休み!!
嬉しいような、無条件では喜べないような..
嬉しいのよ、すごく。
大体にして会社大っ嫌いだし、それを2週間も休めるなんて!
でも、見た目がちょっと..なだけで、なまじ体は普通に動くだけに、どうも気が引ける。
入院してるわけでもないし。
でも、仕事にほとんど影響がなくてよかった。
昨年末からずーーーーっと忙しくて、それがもろもろ片付いて、やっと落ち着いたところだった。
パソコンの中の、ファイルの整理なんかを始めてちょうど2日目くらいだったのだ。
きっと気が抜けたんだ。
自分で思ってるより、体のほうは疲れてたんだ。
休めってことなんだよ、きっと。
なんて思うことにした。
少し気が楽になった。
そう言えば今日診てもらったM先生も、脳がどうとか全然言ってなかったなぁ。
なんの検査もしないで(血液検査したけど、結果出てないし)、症状だけを診て中枢性か末梢性かって分かるものなのかなぁ。
ま、先生が何も言わないってことは、きっと大丈夫なんだろ。
ってコトにしといた。
相手がM先生だと、こう思えてしまう不思議。
つーかですね!突然気付いちゃったんだけど、あのダメダメ君、顔面神経麻痺も専門外なんじゃん!
だったら最初に行った時に、すぐに紹介状書いてくれればよかったんじゃん!!
それをテキトーに診察して様子見ろって、だんだん悪くなるのが典型的なんだから、様子見てる場合じゃないじゃんかー。
おかげで数日損したもんね!
なんなのなんなのなんなのもーむきーーー!!
(相変わらず、ヤツのことを思い出しただけで腹が立つらしい。)
でもそんな典型的なことも知らなかったんだよね、きっと。
専門外だし、しょーがないね。
だからすぐに紹介状を....って、頭ん中ぐるぐる。
23:00頃、夜ご飯を食べて夜の薬を飲む。
それにしても飲みづらい。
今日も全ての症状が悪化中。
更に新しい症状その1、熱。
その2、左耳が変。
麻痺しているのは右側だけど、左耳が変。
少し大きな音、例えばお皿を洗っていてお皿とお皿が当たる音や、トイレの水を流す音とか、そんな音がすると、気圧が変わった時みたいにキーンとする。
しかも左耳。
なんなんだろ、そんなに辛くはないけど、気になる。
あさっての診察の時に聞いてみよう。
8月9日 費用 支払い先 内容 金額 国立病院 診療費(社保適用) 2,800円 S薬局 処方箋薬(社保適用) 8,600円 日計 11,400円 累計 14,380円
8月9日 処方された薬 名前 色・形状 効能・効果 飲みかた 日分 バルトレックス錠500mg フィルムコート錠
白色~微黄白色ウィルス感染の治療薬 食後
朝:2
昼:2
夕:27日分 アデホスコーワ顆粒10% 超溶性顆粒、白色 血液の流れをよくする 食後
朝:1
昼:1
夕:17日分 メチコバール錠500µg 糖衣錠、白色 ビタミンB12を補う 食後
朝:1
昼:1
夕:17日分 プレドニゾロン錠5mg 裸錠、白色 炎症を抑える、アレルギーを抑える 食後
朝:2
昼:2
夕:23日分
8月9日 飲んだ薬 名前 数量 昼食後 夕食後 バルトレックス錠500mg 2錠 2錠 アデホスコーワ顆粒10% 1包 1包 メチコバール錠500µg 1錠 1錠 プレドニゾロン錠5mg 2錠 2錠
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